長くお付き合いをしたい歯医者

私には小学生の頃から、ずっと利用し続けてきた近所の歯科がありました。虫歯も矯正も、今までの治療の記録の全てが揃っており、撮影したレントゲンも何枚も揃っている正真正銘のかかりつけの歯医者です。

そんな歯科を離れて、去年から別の歯医者のもとに通っています。長年の不満が積もり、昔からの歯医者を信用できなくなったのが原因です。

そもそも今までその歯科を利用していた理由は、ただなんとなくというものでした。小学生で初めて虫歯になったとき、初めて母に連れて行かれたのがその歯科だったからだけで、母にしたって近所だから通いやすいからという理由だけだったと思います。ただ都合がいいからと通い続けてしまったのが、私の失敗でした。

その歯医者では、様々なことを勧められました。酷くなっている虫歯は抜いてしまったほうが良い、神経も取ってしまったほうが良い。歯並びに邪魔になる歯がある、大きな歯は削ったらどうか、親知らずは若いうちに抜歯してしまうべきだ。そういって、私の歯にはどんどん手が加えられていきました。

それで綺麗な歯を作れるのなら文句は何もないのですが、現実は違いました。虫歯はそれでも防ぐことは出来ず歯肉は腫れ、元は健康だったはずの歯が手を加えられたことにより劣化し、私の口内環境はどんどん悪くなっていったのです。

もう慣れているからといって歯科に通い続けるのは止めるべきなのではないか、その気持ちは年々大きくなっていき、私は他の評判の良い歯医者についての情報を探すようになりました。車で二時間という場所に腕のいい歯医者がいる病院があるときき、利用してみることにしました。

その歯医者では、あまり大きな治療はしません。歯垢をとってフッ素を塗って、炎症を起こしている場所を消毒して、それほど時間もかからずに一回の診察は終了します。お金も前の歯科よりかかりません。

虫歯になりにくい歯の磨き方や、歯肉のマッサージ法も教えてくれました。定期的に通うように良い、そこまで酷いわけではないから、少しずつ健康的な歯を取り戻していこうといってくれました。

歯医者というものは器具を使って治療するだけが全てではないと、私はようやく知ることができました。長い目で見て、結果的に多くの歯を守れればそれでいいんですね。

たとえ時間がかかろうとも、これからは長く付き合いたいと思える歯科に通おうと思います。